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2023年2月18日

僕には毎晩ライフルを持って庭を歩き回ってカラスの見回りをする習慣があった。この注意深く獲物を狙う、狡猾な鳥に対して、僕は昔から憎しみを感じていた。先の話を耳にした日にも、僕は庭に出向いた。そして、すべての路地を何の成果もなく歩き回り(カラスは僕を認識していて、遠くから途切れ途切れにカーカー鳴くだけだった)、偶然低い柵に近づいた。この柵は実のところ「私たちの」所有地を庭の狭い一帯から分けていた。この柵は右側の平屋の向こうまで続いていて、その平屋の一部となっていた。僕は頭を低くして歩いていた。突然声が聞こえた。僕は柵の向こうを覗いてみた。そして化石した…。そこには奇妙な視界が広がっていた。

僕から数歩のところ─開けたところ、青いラズベリーの茂みの中に、背の高いすらっとした女の子が立っていた。ピンク色の縞模様の洋服を着て、頭に白いプラトーチュカ(小さなプラトーク)を身に着けていた。彼女のまわりには四人の若い男が集まっていた。彼女は男たちの額を順に小さな灰色の花で打っていた。僕はその花の名前を知らないが、子どもたちにはよく知られている花だ。この花は小さな袋を成して、何か硬いもので打つとポンと音を立てて弾けるのだ。青年たちは我先にと額を差し出して、その女の子の動きには(僕は彼女を横から見ていた)魅力的で、命令的で、優しく撫でるような、嘲るような、それでいてかわいらしい何かがあって、僕は驚きと満足であやうく声を上げるところだった。すべてを投げ出して、僕もあの愛らしい指で額を打ってもらうことさえできたなら、と思った。僕のライフルは芝生に滑り落ちて、僕はすべてを忘れて、僕はむさぼるように眺めた、そのすらっとした姿と、細い首と、美しい手と、白いプラトーチュカの下に見える少し乱れた金髪と、その半ば閉じた聡明な目と、その睫毛と、睫毛の下の柔らかな頬と…。

「お若い人よ、お若い人」─突然僕のそばで誰かの声がした。─「そんなふうによそのお嬢さんを見てもいいものかね?」

僕は全身たじろいで、動けなくなった…。僕のそばの柵の向こうに黒い髪を短く刈った男が立っていて、皮肉のこもった表情で僕を見ていた。まさにこの瞬間女の子がこちらを向いた…。大きな灰色の目で、よく動く活き活きした顔をしていた。─それからその顔が突然震え始めて、笑い始めて、白い歯が見えて、何か面白そうに眉毛を上げた…。僕は赤面して、地面からライフルを拾って、響き渡る、だが悪意のない笑い声に追われて、自分の部屋に逃げて、ベッドに飛び込んで顔を手で覆った。心は僕の中で躍っていた。僕はとても恥ずかしくて陽気だった。僕は今までにない興奮を感じていた

休息を取り、髪を整えて、身なりを整えてお茶をするために下の階に行った。若い女の子の姿は僕の前で揺らめいていて、心は落ち着きを取り戻しつつあったが、何か喜ばしく締め付けられるようであった。

「どうしたんだ?」─突然僕に尋ねたのは父だった。─「カラスを仕留めたのか?」

僕はすべて話してしまいたかったが、こらえて静かに微笑むだけだった。寝ようとして横になって、僕は、自分でもなぜかわからないが、片足で三回回って、ポマードをつけて、横になって一晩中死んだように眠った。朝が来る前に一瞬目覚めて、少し顔を上げて、自分のまわりを満足気に見て─それから再び眠りに落ちた。