副分詞

2024年10月27日

副分詞(дееприча́стие)は副詞として用いられ、文の主となる動詞を修飾します。
副分詞には現在形と過去形があります。

現在副分詞は動詞の語幹+-я、過去副分詞は動詞の語幹+-в / -вшиで作ります。

  • чита́ть→чита́я
  • говори́ть→говоря́
  • прочита́ть→прочита́в
  • сказа́ть→сказа́в

ся動詞では副分詞の語尾の後に-сьを付加します。

  • улыба́ться→улыба́ясь
  • улыбну́ться→улыбну́вшись

現在副分詞は不完了体動詞から作られて「~しながら」「~するとき」という意味を表し、過去副分詞は完了体動詞から作られて「~してから」「~した後で」という意味を表します。

  • Читая газету, она спросила меня о детстве. 「新聞を読みながら、彼女は私の子供時代について尋ねた」
  • Закурив сигарету, он принялся́ разговаривать. 「タバコに火をつけて、彼は話し始めた」

副分詞を用いた慣用表現をいくつか紹介します。

  • ко́ротко / коро́че говоря́ 「短く言うと、簡潔に言うと」
  • ина́че говоря́ 「言い換えると」
  • включа́я + 対格 「~を含めて」

включаяと同じ意味で、в том числе́という表現もあります。

  • Альбо́м вы́шел во мно́гих стра́нах, включая Бе́льгию, Ту́рцию, Фра́нцию и Ита́лию. 「そのアルバムはベルギー、トルコ、フランス、イタリアを含めた多くの国でリリースされた」
  • Работает на тридцати́ языка́х, в том числе японском. 「日本語を含めた30個の言語で動作する」