不定代名詞

2024年10月27日

「何か」や「誰か」という意味を表す表現です。

肯定文で用いる場合(something, someone)は疑問代名詞+-то、否定文や疑問文で用いる場合(anything, anyone)は疑問代名詞+-нибу́дьで表現するのが基本です。

-тоと-нибудьの部分は格変化によって変化しません。

主格что́-токто́-нибу́дь
生格чего́-токого́-нибу́дь
与格чему́-токому́-нибу́дь
対格что́-токого́-нибу́дь
造格че́м-токе́м-нибу́дь
前置格чём-токо́м-нибу́дь

-тоは存在するであろうことがわかっている「何か」や「誰か」について、-нибудьは存在するかわからない「何か」や「誰か」について表します。
このため、-тоは肯定文で、-нибудьは否定文と疑問文で用いられることが多いです。

  • Кто-то позвонил вам, когда вы отсутствовали. 「あなたがいないときに誰かが電話をかけてきました」
  • Тут есть кто-нибудь, который говорит по-японски? 「ここに誰か日本語を話せる人はいますか?」
  • Ваше существование определяется существованием чего-то другого. 「あなたの存在は別の何かの存在によって定義される」
  • То́ есть, кто-нибудь в этом мире знает секрет мироздания? 「つまり、この世界の誰かが世界の秘密を知っていると?」
  • Вы когда-нибудь были в браке? 「あなたは結婚していたことがありますか?」
  • Ты какой-то / какая-то всезнайка. 「君は何か知ったかぶりをしているね」

ко́е-что́でもчто-тоと同じような意味を表すことができます。

  • Не объяснишь ли мне кое-что? 「私に何か教えてくれませんか?」

-либоを疑問代名詞に付加して不確定な「何か」や「誰か」を表すこともできます。
-либоの部分は格変化によって変化しません。

  • что-либо интересное 「何か面白いもの」
  • Помнится, я когда-либо видел её в книжном магазине в Петербурге. 「思い出せば、私はいつだったかペテルブルグの本屋で彼女を見ました」